第23話「それは風の中に」
「風が強く吹いている」第23話見ました。今回はその感想。
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10区 ハイジ
最終10区を走るハイジ。膝に爆弾を抱え、痛み止めを服用しながらも走り続ける。シード権を獲得するためには東体大のタイムより早くゴールする必要がある。そのために痛みに堪えながらも前を向いて走り続けるハイジ。
なによりカケルからのタスキを受け取るシーンは本当に美しい。今にも走りだしそうなハイジの躍動感に感動する。
ハイジの父
ハイジの実家にて。息子が箱根駅伝に出るという日でも部活はじめは今日からと決まっていると指導に向かうハイジパパ。頑固で堅物な父親らしい行動。それでも息子の晴れの舞台。きちんと耳にイヤホンを指してラジオ中継を聞きながらストップウォッチをぎゅっとする姿は良き。ハイジパパの背景にあるパッチワークはハイジママのお手製なのかどこか優しい色合い。厳格な父の後ろに母の愛あり。
仲間
ハイジが集めた仲間たち。最高の仲間。本当にこの10人で箱根駅伝に出場してしかもシード権争いをするレベルの走りを見せている。第1話で箱根駅伝と言い出した時には本当にここまで来れるなんて誰も思っていなかったはず。箱根駅伝1区を走った王子がハイジのことを「導く人」と例えていたけど本当によくここまで皆を導いてきたよ。
ハイジの熱い想いがなければこの舞台に来ることはできなかった。ハイジはすごい男だよ。
ゴール
ハイジがたとえ走れなくなってもと言いながら走っていて、もしかして膝完璧に壊す流れ?と不安になる中、ゴール目前で膝が壊れるハイジ。最後の最後で!?と不安を煽りながらも満身創痍で走り続けるその姿にカケルの目頭は熱くなる。こっちもだよ。
とにかくゴール出来てよかった。しかも初出場で復路5位でシード権獲得という快挙。すごい。すごいよハイジ。
ハイジは藤岡を強い男と言っていたけどハイジだって強い男だよ。強くなきゃここまで来れなかった。
風が強く吹いている
月日は流れカケル達が4年生になる頃。新生寛政大学陸上部は部員も増えて順調そう。卒業した竹青壮の面々も元気そうな姿を見せていてハイジは陸上部のコーチに抜擢。順風満帆の風がみんなに吹いている。
陸上競技というのは面白いスポーツで対戦相手は確かに存在するんだけど結局は自分の記録がすべての世界。だからこそこの作品は竹青壮の10人に焦点を当てることができたのだけど、それだと外がない。だからこその榊、そして藤岡なんだけど原作が本当にいいんだろうね。無駄がない作品でした。今から原作小説読みたいと思います。原作とアニメ版の話はまたそのうち。
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