2019年10月から放送の「歌舞伎町シャーロック」。
今回はそのネタバレ考察記事です。
1話から5話までの情報を元に考えていきます。
ワトソンはなぜイーストに?
なぜワトソンはウエストからイーストにやってきたのか。
3話アバンで、半年前にある少女の司法解剖で見つけたシールのようなもの。これは超小型の発信機だった。それを上司に報告してから、身の危険を感じるようになりイーストに逃げたとワトソンは語っている。
この「半年前」は切り裂きジャックがモラン新宿區長の長女、アレクサンドラを殺害した時期と同じ。
ワトソンが司法解剖した少女はこのアレクサンドラ・モランではないかと考えられます。髪色も似ているし。
切り裂きジャックとは?
「歌舞伎町シャーロック」に登場する殺人犯「切り裂きジャック」。
切り裂きジャックについては第3話の"今日の一枚"にて以下の情報が提示されました。
◆本名・年齢・性別は一切不明
◆10件以上の殺人事件に関与
◆被害者は美しい男女
◆被害者の血液が羽が描かれる
◆生殖器を切り取られる
◆男性器は現場に、女性器は持ち去られる
◆最後の被害者はアレクサンドラ・モラン(モラン新宿區長の長女)
気になる情報ばかりですが、一番のポイントは被害者は美しい男女。
なぜ男女なのか。美しい男…
キーパーソンはジェームズ・モリアーティ?
歌舞伎町シャーロックのメインキャラの中で美しい男性キャラといえば、ジェームズ・モリアーティ。
シャーロックと仲が良いみたいですが、元ネタとなる「シャーロック・ホームズ」が登場する探偵小説ホームズシリーズの中でジェームズ・モリアーティはホームズと宿敵の関係で、裏の顔を持つキャラクターとして有名です。
歌舞伎町シャーロックではシャーロックと仲が良さそうですが、その裏で何をしているのかは謎のまま。
第3話では、公園のブランコで一人座っているシーンがとても不気味で、裏の顔を垣間見たように思う。
この時に登場した黒い蝶々はOPでも登場している。
シャーロックから出た影はモリアーティの姿になりさらには蝶々となりシャーロックが掴もうとすると消えてしまう。
モリアーティの不気味な笑みも気になるところです。
作中に登場した黒い蝶はアオスジアゲハ。
蝶はキリスト教で復活を意味し、仏教では輪廻転生の象徴で、生死と関係がある存在として描かれることが多いようです。
歌舞伎町シャーロックでもこの蝶は命を表現しているのかもしれない。
となると公園にいたモリアーティのシーンで最後、黒い蝶がバラバラにされているのを見るとやはり不気味な印象しか生まれない。
また、第5話では大きな荷物を持っています。
ルーシーにその荷物は何だと聞かれると「夏休みだから、友達の家に泊まりに」と明らかに怪しい答え方。
モリアーティは切り裂きジャックに命を狙われてしまうのか、はたまた敵側なのか。
モリアーティとアレクサンドラの関係性は?
ワトソンが司法解剖した少女の髪色とモリアーティの髪色が似ていることから、兄妹では?という考察もあります。
モリアーティには妹がいることが分かっています。
モリアーティは妹のために四葉のクローバーを集めているようですが、いまだ妹の姿は出てきていません。
ルーシーに妹の話を振られて「そうだね」と遠い目をしているのも印象的。
妹がいま生きているとは限りませんよね。
ちなみにクローバーの花言葉は「幸福」「約束」、そして「復讐」です。
また、切り裂きジャックの情報でアレクサンドラはモラン新宿區長の"長女"とあります。もし一人っ子なら、一人娘と表記されるでしょうから、兄弟姉妹がいる可能性が高い。
「PVに登場するモラン新宿區長と思われる人物」
第4話でモリアーティは父親は不動産で忙しい、母も夜が遅いと語っている。
妹についても、自分だけ外出していて「お兄ちゃんばっかずるい」とも。
妹は病弱なのか、もしくは自由に動くことができない立場?と考えると區長の娘も頷けます。そしてなぜモリアーティだけ自由なのかを考えると、父親が違う線もありえますね。
超小型の発信機のなぞ
話を最初に戻すと、ワトソンが司法解剖した少女からなぜ発信機が出て来たのか。
これはモラン新宿區長の娘として行動が監視されていたのではないかと考えられます。
そしてこの発信機は一つではないはずなので、今後の話の中で被害者から発信機が出てきて切り裂きジャックを追う本筋へと展開していくのではないかと思います。
いまだワトソンもシャーロックに依頼の話を全くできていませんし、24話の2クール構成なため1クール目はまだまだ各キャラクターたちのメイン回が続いていく可能性が高い。
ルーシーとメアリの父親のほくろ
第5話でルーシーとメアリの両親が描かれていました。
母親はすでに亡くなっていますが父親は消息不明。
素顔は明かされず頬にある大きなほくろ?痣?が特徴的で、2クール目あたりに登場するのではないかと思ったり。
©歌舞伎町シャーロック製作委員会