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アニメ「さらざんまい」のミサンガ考察

 2019春アニメ「さらざんまい」第1話。独特の世界観、建造物がありながらも現実的な世界、建物をうまく合わせた「さらざんまい」の世界は素晴らしい出来栄え。

 まだ第1話が放送されたばかりで謎はまだまだ多く、不明な点も多いですが、1話冒頭のアバンで一稀が足首につけていたミサンガの映像美がとても素晴らしかったので、今回はミサンガについて少し考えることにしました。

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アバンの美しい走り

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 「さらざんまい」第1話は一稀の足踏みから始まる。信号待ちなら立ち止まっていてもいいはずだし、最初から走っているパターンもあるところを、走り出す前の足踏みから描くところにエモさを感じる。そしてこの足踏みの作画もきれい。美しい。左から差し込む街灯の光で影ができて、夜の街を走り出す一稀。一稀の落ち着いた語りに反して「走る」という動きのある映像がどこかマッチしていない感じがするが(だがそれがいい)これから物語が始まるというワクワク感がこの走りから伝わる。

 

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 そして執拗なまでにスポットが当てられる一稀の足元。足フェチな私からしてみれば歓喜!感謝!感激!なのだが、ここで見せたいのは足首につけたミサンガ。青色をベースに黄色と赤色のラインが入ったミサンガで、右側にちらっと見えるサッカーボールのような飾りつけが気になるところ。

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 というのも、一稀の幼馴染の燕太が持つハコの中にはミサンガが入っている。アバンの一稀が身につけているミサンガとは異なる色合いですが、このミサンガが一稀と燕太のつながりを示すものになってくるのだろう。

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燕太と一稀のつながり

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 「さらざんまい」OPの映像の中でメインキャラそれぞれの背景に人物が映し出されるのだが、一稀は春河、悠は兄の誓が描かれています。そして燕太は友達である一稀が描かれている。このことからも燕太が大事にする「つながり」が一稀であることが分かります。1話で燕太がどうしてサッカー部退部したんだと言っていたし、二人の関係が気になるところ。

 

 ハコの中身は隠したい欲望を表すと言われていました。もし燕太が一稀のことを普通の友達と思っているならそれは隠す必要のないことだろう。しかし隠したい欲望とミサンガにつながりがあるのなら、それは恋愛感情ではないのか、と推測できます。

 

 一稀の女装がバレた時にも「俺たちの関係が変わるわけじゃない」と少し困っているような口元でしたが、その言葉からは深いつながりがあるような意味合いを感じ取れます。

 

 (追記)また、一稀は春河以外のつながりなんていらないといった発言を1話でしていました。これは燕太とのつながりもいらないという意味になるため一稀とのつながりを意識している燕太にとって辛い現状です。

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ミサンガの意味

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 話はアバンに戻りますが一稀は右足にミサンガをつけています。一稀の利き足がどちらかは分かりませんが、一説によるとミサンガを利き足につけるのは「友情」を意味するそうです。じゃあ反対は恋愛なのかというと、そうではなく「金運」なんですけどね。

 

 またミサンガは切れた時に願いが叶うとも言われています。一稀のミサンガは切れそうにないほど新しいし、燕太にいたってはまだ箱の中に仕舞われたままで、ミサンガが切れるという話はさらざんまいには登場しなさそうですが、ミサンガによってつながるであろう一稀と燕太の物語が今から楽しみです。

 

 ちなみに第1話のアバン以外で一稀は足元にミサンガをつけていません。とすると、アバンで描かれた一稀はこの物語が終わり振り返ってみている時のシーンかもしれません。もしかすると最終回あたりのシーンなのかも?そこも楽しみです。

 

 

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