「けものフレンズ2」
2019冬アニメ「けものフレンズ2」の主人公・キュルルがスケブ太郎と呼ばれています。今回はその名前の由来について。
スマホ太郎とスケブ太郎
© けものフレンズプロジェクト
どうしてキュルルのことをスケブ太郎と呼ぶ人がいるのか。それにはまず「スマホ太郎」について話さなければなりません。
「スマホ太郎」とは「異世界はスマートフォンとともに。(通称イセスマ)」の主人公の呼び名蔑称です。イセスマは異世界転生した主人公がスマホを使ってハーレムかつ無双状態で異世界を冒険する作品ですが、掲示板でこの作品の主人公の名前が思い出せないといった話があり、その中で登場したのが”スマホ太郎”という呼び名。これは主人公の名前が思い出せないぐらいつまらない、興味がわかないといった意味を含んでいますが、そこからクソアニメと称されていたイセスマの主人公を「スマホ太郎」と表現するようになりました。いまでは「異世界はスマートフォンとともに。」の作品自体を指し示す言葉としても使われます。
その後、デスマ次郎、格安スマホ太郎と呼ばれる作品も登場しますがここでは割愛。ようは異世界転生作品の中で「クソアニメ」と呼ばれる作品の蔑称愛称として使われたのが〇〇太郎シリーズです。
クソアニメと表現していますが、好みは人それぞれです。作品を貶める意図はこの記事にはありません。
その流れから、けものフレンズ2を「クソアニメ」と呼ぶ人たちが主人公のキュルルをこの「〇〇太郎」に当てはめた結果が「スケブ太郎」というわけです。
スケブとは
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スケブ太郎がつくまでの流れは説明しましたが、ではなぜ「スケブ」なのか。それはキュルルがスケッチブックを所持しているから。毎話このスケッチブックに描かれた絵の場所に行くのが一つの形となっていて、このスケッチブックを略したスケブが使われました。
イセスマの主人公がスマホを持っていてスマホ太郎と名付けられのと同じで、キュルルもまたスケッチブックを持っていることからスケブ太郎と名がついたようです。
異世界転生からクソアニメへ
スマホ太郎からスケブ太郎。これは大きな変化かもしれません。今までは異世界転生のアニメに対して〇〇太郎という呼び名がついていました。しかし最近の異世界転生作品である「転生したらスライムだった件」、「盾の勇者の成り上がり」には一応愛称があったりしますが(スライム六郎、盾三郎etc)、そういった別称が定着している感じはありません。
そして異世界転生とは関係のない「けものフレンズ2」に別称がつきました。今まで異世界転生だけに当てはめていた〇〇太郎の呼び名がクソアニメと呼ばれる作品につく流れ。これが定着するかどうかは未知数ですが、蔑称がついてしまうほど「けものフレンズ2」の評価は厳しいのが現実。
といっても「けものフレンズ2」がここまで言われているのは監督と制作会社変更騒動があったためで、そこまで叩かれるような作品ではないはずなのですが・・・。
スマホ太郎にスケブ太郎。次はどんな〇〇太郎が生まれるのか。
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