ゾンビランドサガ 巽幸太郎
©ゾンビランドサガ製作委員会
ゾンビランドサガに出てくる巽幸太郎というキャラクター。ゾンビィアイドルのプロデューサーで一体何者?と様々な考察や憶測が展開されていましたが第12話で幸太郎の回想の中で主人公のさくらが「いぬい」と呼んでいる人物っぽいことが示唆されました。
今回はその名前について。
巽と乾
東洋では干支が方位に使われていました。その中で「巽」は南東を表し、「乾」はその反対である北西を表します。つまり巽と乾は対極の存在であるということです。
巽幸太郎は自由奔放なキャラクターですが、たまにクソ真面目な一面をのぞかせていました。多分この真面目なキャラクターが巽幸太郎の素であり「いぬい」の性格。
巽幸太郎こと「いぬい君」はさくらに自分のことがバレないように自分とは正反対である巽幸太郎を演じているのかと思うととてもエモい。
深読み
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多分ですが乾の反対が巽。それだけで十二分に巽幸太郎という人物を表しているように思いますが、ほかにも何か意味があるんじゃないかと調べると南東(東南)は八方位の中では最上の吉方位とありました。いぬい君が反対の巽という名前を名乗っているのは吉方位であるからという考えもあるのかも。下の名前は「幸」太郎ですからね。とにかくさくらの不運体質よりも自分が幸運体質になろうという想いから付けられているように思いました。
また巽を表す南東の「東」は太陽が昇る場所、対する乾を表す北西の「西」は太陽が沈む場所でそういった陰陽も表現されているのかもしれません。巽幸太郎の明るいキャラクター性を見るとその反対はいわゆる陰キャ。回想のワンシーンでは分かりませんが真面目な時は物静かな話し方で地味な感じも漂わせていたので陰キャだった可能性は高い。
10年間
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さくらが亡くなって10年。いぬい君はさくらが死ぬときに持っていたアイドルオーディションの封筒を見てどうにかしたいという気持ちの一心で10年間動き続けていたのかなと思っていますけどどうしてゾンビにできたのか謎は多い。ぜひ続編でそういった過去も少しは明かされるといいかなと思う反面、巽幸太郎の過去はあのワンシーンだけでも十二分に伝わるのでさくら達には巽幸太郎の過去や本心など知らずにゾンビアイドルとしての道を突き進んでほしいとも思います。
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