第9話「夢・想」
「SSSS.GRIDMAN」第9話見ました。今回はその感想。
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夢の干渉~裕太~
9話より/©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
グリッドマンの登場によって自身の世界がうまくいかなくなってきたアカネは響たちの眠らせて夢の中で記憶と時間に干渉を始める。
裕太は記憶を失った直後の話。六花の家だったはずの家はアカネの家となり、アカネの家で目覚めたことになった裕太。そして六花は裕太と付き合っていると伝える。
9話より/©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
一緒に帰ったりしていた裕太だが、思い出せないことがあるという。記憶喪失なんだから当たり前じゃんと言われるも「やらなくちゃいけないことがある」と裕太は少しずつ思い出していた。そして問川家の墓を見つけこの世界が夢であることに気づく。
アカネは「ずっと夢ならいいと思わない?」と言うも裕太は「夢だから目覚めるんだよ。みんな同じ。それは新条さんも」とアカネも救いたい、夢から目覚めさせたいことを伝える。
裕太の「そっちには行けない」と言ったあとのアカネと裕太を挟む黒い墓の場面。墓が黒く描かれていたのはこのためのシーンのためだろう。アカネと裕太の間にある分厚い黒い壁。裕太はこの壁をぶち破って新条アカネを救い出すことができるのか。
まだまだアカネと裕太の間には分厚い壁があることを伝えてくれる重要なシーン。最終回にはこの黒い壁が取っ払われて笑い合っていて欲しい。
夢の干渉~六花~
9話より/©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
六花とは高校に入ってすぐの時間。この話は今までの作中では描かれていない。六花はアカネにどこの中学だったの?と聞いていたがアカネは少し間をおいて秘密と答える。そして偶然にも家が隣なんだよと伝える。
EDでは六花とアカネが仲良さそうにしているし、前は一緒にバスに乗って学校行ってたよねなどと言っており、この二人の関係性も気になるところ。
9話より/©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
六花はバスの中でこれが夢だと気づく。アカネは「六花は私の友達として生まれてきたって」と前も言っていたけど六花は「ごめん」とバスから出ていく。アカネと六花は中学時代になにかあったのかな。今回の第9話ラストでも六花がみんなに「聞いてほしい話がある」と言っていて次回は二人の過去の話が取り上げられるのか楽しみ。
夢の干渉~内海~
9話より/©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
内海は特撮雑誌を読んでいるところにアカネが遭遇する場面。前の時は響裕太を探るために内海くんに接触したアカネだったが、今回は純粋に怪獣好き仲間として内海と仲良さそうに喋っている。雑誌売り場での内海とアカネの脚が描かれていただが近づいたり離れたり演出はとてもグッときた。
9話より/©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
一緒に怪獣グッズを買いに来た二人だったが内海も「これは夢だ。だって俺の大事な友達がいない」とこの世界が夢であることに気づく。アカネは「私は友達じゃないの」と内海に聞くと「もし俺と新条さんが本当にこういう形で出会えていたなら友達だったかもしれない」とバッサリ。結局3人ともアカネの前から姿を消すのだった。
なぜこの時間なのか
9話より/©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
裕太が記憶喪失直後であったり、内海が雑誌売り場でアカネと遭遇する夢は二人にとって印象的な出来事だったから夢に現れたと言えるが六花は高校入学直後の夢でまだ描かれていないけれどアカネと六花の中学時代からの関係性が夢に反映されているんじゃないかと思ったりする。
また逆にアカネから見てもやり直したい時間にも思える。グリッドマンが生まれない時間であったり、内海と本当の怪獣好き仲間として友達になれたタイミングだったかもしれない。六花も然り。もしかするとアカネは内海くんと趣味友達になりたかったし六花と親友になりたかった。そして裕太と恋人になりたかったのだろうか。それがうまくいかなかったから世界を作り替えようとしている・・・?
アカネは裕太たちとの間に分厚い壁を作っているけれど、少しずつアカネの本当の想いが見えてくる気がした夢への干渉だった。
パワードゼノン
9話より/©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
響たちが夢であることに気づいたことによって現実世界の怪獣が実体化を始める。裕太がいない今、グリッドマンはいない。そこで新世紀中学生4人が出力抑えめでまた出動。グリッドマンがいないんじゃ合体・・・できるんかい!
その名も「パワードゼノン」。前回アカネがグリッドマンと合体した姿を見て「ロボじゃん」と言っていたけどまさしくこれはロボ。
9話より/©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
グリッドマン要素がないためかアンチは怪獣になることはできずキャリバーに電話していた。
踏切警報器
9話より/©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
第9話冒頭から鳴り響いていた踏切警報器はグリッドマン同盟の3人が夢の世界で止まっていたことを表現しているのか、パワードゼノンが怪獣を倒した直後、踏切警報機は止まり踏切があがっていく。
走る3人
9話より/©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
夢に気づきすべてを思い出した3人が走っている場面。これぞアニメーションって感じの描かれ方をしていてアニメ「グリッドマン」は割と現実的な作画をしている作品でその中でも彼らのイメージカラーで描かれた3人の姿はとても印象的で素晴らしい。この演出は夢だからこその描き方なのかなとも思った。普通にEDで走っていてもおかしくない映像美で一番感動した。
何回見ても飽きないというかワンシーンワンシーンの映像美が凄まじく何回見ても新たな発見があるグリッドマン。それこそ裕太の記憶喪失になる第1話や内海とアカネが接触する第6話を見ることによって今回の夢との比較をするとより発見があるだろうが、それをしていると記事もその分長くなるのでまた時間があれば書こうと思います。
追記:考察~六花と裕太~
もし夢の中の出来事がアカネの理想の世界図だとすると、やはり裕太が記憶喪失になったのは裕太が六花に告白したからなんじゃないかと思ったりする。好きな人と親友が結ばれるなんて喪失感半端ない。でも裕太と六花が話している時、アカネは学校の屋上にいたようにも思うし関係ないのか。考察は楽しいけれど足りない頭で考えると堂々巡りになって結局よくわからない。でも考えたことだから書き記すことにする。
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