2018夏アニメ『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』(通称・異世界魔王)。
タイトルから分かる通り"異世界"をテーマにした作品。
ゲーム内で魔王と呼ばれていたコミュ障な主人公が異世界に召喚されコミュニケーションに四苦八苦。そこで考えたのが魔王として振舞うこと。こうして魔王として異世界生活をはじめる…みたいなお話。
作品としては第1話しか見てないけれど普通に面白いし、楽しめると思っているのだけど、togetterの異世界魔王1話感想ツイートのコメントにこんなことが書かれていました。
作品タイトルのせいでなろう出身じゃないのになろう作家だと思われて困ってると聞いてクッソ笑った
これを見て「えっ? 異世界魔王ってなろうの作品じゃないの」とびっくり。
「なろう」とは、小説投稿サイト「小説家になろう」に作品を投稿している人たちのことを指し、「小説家になろう」から小説家デビューする人も多い。
特に「小説家になろう」では異世界転生が一つのジャンルとして確立、数多くの異世界転生作品が出ているため、この「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」もてっきり「なろう」の作品と思っていたのですがどうやら違うみたい。
Wikipediaを確認すると、異世界魔王の作者・むらさきゆきや氏は「第1回GA文庫大賞(ソフトバンククリエイティブ主催)奨励賞を受賞」とある。つまり受賞作家。なるほど畑が違うみたいだ。
そして作者・むらさきゆきや氏のブログにはこう書かれている。
「むらさきゆきや」は受賞作家であり、「小説家になろう」の出身ではないです。
作者の主張は以下の通り
・「なろう」でろくに活動してないのに、そこの出身と扱われるのは違う
・誤解の原因は『異世界チート戦争※1』を「小説家になろう」に掲載したせい
・「なろう むらさきゆきや」で検索すると作品がヒットするから誤解は仕方ない
・「なろう作家」と言われると、「なろう作家」として活動している方々に申し訳ない
・「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」は「小説家になろう」とは関係ない
※1『異世界チート戦争』はオーバーラップ文庫から刊行されている作品。
こういった内容が記事には書かれており、「なろう」と間違われるのは自身だけでなく関係各所にも迷惑がかかるとして誤解を解きたい様子。
「異世界魔王とと召喚少女の奴隷魔術」は講談社ラノベ文庫から発売されているシリーズで、まったく「小説家になろう」とは関係ない。これ大事。
しかし作者はこうもブログに書いている。
読者さんからすれば、楽しめればなんでもいいんですけど!
Twitterを見ると異世界魔王を「なろう」と誤解されている方を見かけるし、それでも楽しんで見ている方もいる。作者からすれば楽しんでくれるのはいいけど違うもんは違うんだよと複雑な心境があるからこそこういった記事を書かれたんだと思う。
異世界魔王は「なろう作品」ではない。これを覚えていってほしい。
おしまゐ。
引用記事
むらさきゆきやNETブログ | むらさきゆきやは、小説家になろう出身ではないです
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