ラストピリオド 第7話 あにまるトモダチ
『ラストピリオド ―終わりなき螺旋の物語―』の第7話「あにまるトモダチ」。このサブタイトルで気づかなければいけなかった。「アニマル=動物=獣」、「トモダチ=フレンズ」。 「けものフレンズ」であるということを。
観光案内人ユミル
第7話は獣人ガジェルの故郷、アニマルレルムに行くことになります。第6話でリーザの故郷に行ったので流れとしては良い。
アニマルレルムへは敵を倒しに来たわけですが開始早々依頼がガジェルの自作自演であることが判明します。敵はいないから観光して帰ろうということに。アニマルレルムは観光に力を入れていて、超人気な観光案内人がいるみたい。その人に観光案内を依頼していて会うことに。
この可愛い子がユミル。可愛い。だが男だ。男の娘で超人気な観光案内人。そしてユミルはアニマルレルムを楽しむ簡単な方法を教えてくれます。
みなさんが口にする言葉はたったの二つ。「すごい」と「たのしい」だけです。
「すごい」と「たのしい」。けものフレンズじゃねーか!とここで気づきました。ユミルの姿をよく見ると見覚えのある形の帽子ですね。そして観光案内へ。
既視感
場面転換ではなにやら見覚えのある色のフォントが。「らすぴり」の4文字で構成されているようです。観光案内もどことなくあの場所を彷彿とする観光地へ。
観光案内が終わりユミルに感謝を伝えるとユミルは「最後のお客様があなたたちでよかった」と仕事を辞めさせられることを教えてくれます。どうやら市長が大勢のアイドルグループを作って彼女らに観光案内をさせようとしているらしく、こんなに素敵な観光案内人をやめさせるなんてひどい市長だとリーザは怒り心頭。
この関係図、ユミルはたつき監督、市長はKADOKAWAのようにも見えてきて「ラストピリオド」はKADOKAWAとクロスメディア展開しているのに大丈夫なのかとも思えてきます。
名言
リーザたちはユミルを辞めさせないためにデモ運動や署名運動を行います。そうして市長に訴えかけるも市長は考えを曲げず。どうするんだろうと思ったらアニマルレルムの王様である精霊王が登場。ユミルを辞めさせないと断言。市長も辞めさせない流れになり精霊王はユミルと視聴の肩に手をあてて言いました。
わがアニマルレルムに、けものはおっても、のけものはおらん。
出ました最高の名言「けものはいても のけものはいない」。一件落着。拍手喝采の中メタ的発言をするちょこが一言。
うにゅ。みんな仲良し。現実もこうなら。
「現実もこうなら」。みんな仲良く行けたらいいけど現実はそうはいかないね。という一般的なことを言っているようにも聞こえるけど、どうしてもアニメ「けものフレンズ」の監督・制作の変更問題に対して仲良くいけたらよかったのに、というメッセージを感じてしまいます。2018年5月現在、けものフレンズ第2期をどこが制作するのか、そもそもいつするのかも発表されておらず不安です。
おわりに
けものフレンズ放送からだいぶ経ち、監督降板騒動も落ち着いていている今だからこそ、このけもフレパロディ回によって、けものフレンズの監督問題を再度振り返ってしまい少し落ち込んでしまうけど、ラストピリオドは楽しいパロディとして描いてくれてよかったです。次回の第8話は「温泉貝」。第2話で「水着改」をしたのにまたテコ入れかと思いつつ感謝感謝の気持ちで見たいと思います。
ちなみにアイキャッチもけもフレパロディ。カンパネルラお姉さんがエーリカさんを、エーリカお姉さんがカンパネルラさんの説明をしていました。ちょこんと座るカンパネルラさん最高か。