2019夏アニメ全話視聴作品の感想!
2019夏アニメの中から、全話視聴した作品の感想をまとめました。2クール作品は途中まで。
- 2019夏アニメ全話視聴作品の感想!
- 【★★★☆☆】手品先輩
- 【★★★★☆】ソウナンですか?
- 【★★★★★】彼方のアストラ
- 【★★★☆☆】ナカノヒトゲノム【実況中】
- 【★★☆☆☆】異世界チート魔術師
- 【★★★★☆】荒ぶる季節の乙女どもよ。
- 【★★★★☆】魔王様、リトライ!
- 【★★★★★】ダンベル何キロ持てる?
- 【★★★★★】女子高生の無駄づかい
- 【★★★☆☆】グランベルム
- 【★★★★☆】Dr.STONE(~12話まで)
- 【★★★☆☆】ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ
- 【★★★★☆】ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-
- 【★★★★★】まちカドまぞく
- まとめ
- 今後の全話視聴、感想予定
【★★★☆☆】手品先輩
手品が大好きだけどアガリ症のせいで失敗ばかりの「先輩」と無理やり奇術部に入部させられる「助手」が繰り広げるポンコツ手品ギャグアニメ。失敗するのは仕方ないにしても、なぜエッチなことになってしまうのか。
「手品先輩」にはこのほかに先輩のお姉ちゃんや大道芸好きの咲とまーくん、奇術部室の隣にある化学部の斑さんといった個性豊かな面々はいるものの、やはり先輩と助手のやり取りが一番安定して面白い。
15分枠のショートアニメで、1話3つから5つのエピソードで構成されているためとてもテンポがいい。あらすじに「ちょっぴりエロス」とあるが、どこがどうちょっぴりなのか疑問である。それぐらいエロスの塊な手品先輩でした。
©アズ・講談社/手品先輩製作委員会
【★★★★☆】ソウナンですか?
女子高生4人組がソウナンして辿り着いた無人島でサバイバル生活…とシリアスな作品?と思いきや、全くその逆で明るいギャグを交えながらのサバイバル生活。
その明るさを見事に表現したOPではダンスシーンが入っており、この作品のフィクション感を強くしていてコメディ寄りであることを教えてくれている。
コメディで明るいサバイバル生活ですが、内容は深刻で食べるものも住む場所もない状況から無人島開拓。きちんとサバイバルの心得が身につく作品でもあるため、とても素晴らしい仕上がりとなっています。「ソウナンですか?」も15分のショートアニメ。
©岡本健太郎・さがら梨々・講談社/ソウナンですか?製作委員会
【★★★★★】彼方のアストラ
『SKET DANCE』の篠原健太が描く大人気SFサバイバルストーリー「彼方のアストラ」。「マンガ大賞2019」大賞を受賞しており、待望のアニメ化。
映画のようなスケール感を出すために上下に黒い帯を入れて画面サイズを横長のシネスコサイズにした演出が多い。この演出によって映画のような臨場感が出て、いい味を出している。黒い帯を入れないとこもあり、シーンによって使い分けている点も良い。
内容は宇宙に遭難するSFサバイバルでシリアスな要素も多いが、少年漫画らしいギャグ要素もあって緩急、メリハリがついた仕上がりが面白い。
第9話ラストに多くの人が衝撃を受けたことだろう。大きな話題とはなっていないが伏線やストーリーの完成度は今期の中でもかなり高く、覇権と呼べる作品の一つです。
©篠原健太/集英社・彼方のアストラ製作委員会
【★★★☆☆】ナカノヒトゲノム【実況中】
ゲーム実況者たちが島に隔離され、数々のゲームをクリアしながら再生数一億を目指す物語。キャラクターたちの個性が強く、ゲーム実況好きにはぜひともおすすめしたい作品。唯一の欠点は原作コミックが途中なため、アニメの方も中途半端な感じで終わってしまうのが残念なところではある。
アニメ「ナカノヒトゲノム」の特徴の一つが色彩で、キャラクターのアップ時の配色が独特。雰囲気や感情を画面いっぱいの色で表現していて、怒りなら赤、悲しみなら青、柔らかい雰囲気はパステルカラーやピンク色を使って表しているのがとてもよかったです。
©2019 おそら/KADOKAWA/ナカノヒトゲノム【実況中】製作委員会
【★★☆☆☆】異世界チート魔術師
異世界転移アニメ「異世界チート魔術師」。主人公と一緒に幼馴染が転移するのが特徴的。タイトルに"チート"とあるから無双系と思っていたけど最初から無双するわけではなく、少しずつチート人間になっていく過程を楽しむ作品。それでも最初からある程度強い。
尺がないのか予算がないのか、キリのいいところで終わりはしたが「俺たちの戦いはこれからも続く」感が強く、謎を多く残して終わってしまったのが惜しい。キリのいいところで終わるにはやはり2クールは必要なんだろうなと改めて思うのでした。
©2019 内田健/主婦の友インフォス・KADOKAWA/「異世界チート魔術師」製作委員会
【★★★★☆】荒ぶる季節の乙女どもよ。
文芸部に所属する5人の乙女たちが"性"に振り回されていく話。5人それぞれに相手役がきちんといるけれどその関係性はバラバラ。順番に各キャラクターたちのメイン回がやってくるストーリーではなく、群青劇のように5人の性的ストーリーが進んでいくため中盤は少し盛り上がりに欠ける。
しかし10話から12話最終回にかけての展開は疾走感があり、怒涛の盛り上がりを見せてくれる。今から見るならぜひとも10話から12話は一気見してほしい。
インターネットを開けば一瞬で『性』について多くのことを知ることができてしまう現代だからこそ、こういった"性"を題材にした作品は大事にされてほしい。
「ドメスティックな彼女」といい、性に関する描写が直球に近い作品を見ると、甘い恋愛模様を見た時に物足りなさを感じてしまいそう。
© 岡田麿里・絵本奈央・講談社/荒乙製作委員会
【★★★★☆】魔王様、リトライ!
異世界転移作品「魔王様、リトライ」。異世界作品の別称である太郎シリーズの呼び名は主人公の声を務める津田健次郎から「津田健次郎」。という謎の別称でも違和感がないほどに魔王様リトライは適当さが面白い。
今作の特徴の一つはなんといっても毎話キャラクターの初登場シーンに名前が出ること。数話は親切だなぐらいに思っていたが、まさか最終回まで名前が出る演出が続くとは思わなかった。
アニメ制作はEKACHI EPILKA。2017年3月に北海道で設立した制作会社で30分枠の作品は今作が初となる。
1話から背景や音楽、作画といったアニメの大事な要素すべてにチープな印象が漂っていて心配していたが、その不安や心配のすべてを声優陣の素晴らしい演技によって打ち消す形となっていて評価は高い。
1クールという尺の都合上、物語が中途半端に終わってしまう面はあるが、制作スタッフの「続け!!」という熱い想いがとても伝わってくる最終回だった。続け!!
© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会
【★★★★★】ダンベル何キロ持てる?
筋トレを題材にした作品「ダンベル何キロ持てる?」。第1話放送時から大きな話題を呼び、OPテーマの中毒性にハマる人が続出。第1話から覇権アニメの名を手に入れた。
ストーリーもよし、キャラもよし、トレーニングの説明も易しくわかりやすくてよしと良いところしか見当たらないのがすごい。
アニメではひびきたちの1年間を描いた話の構成もよかったです。
OPの歌詞にもある「筋肉道」。この筋肉道を極めるためにひびきたちは日々トレーニングに励んでいくわけだけど、トレーニング種目の説明を解説してくれるところがこの作品の素晴らしいところ。ED後のCパートではトレーニングの時間が設けられているのも良い。知識だけで終わらず、実践してこそ筋トレだってことですね。
少しでも筋トレに興味があるなら見てほしい一作です。
©2019 サンドロビッチ・ヤバ子,MAAM・小学館/シルバーマンジム
【★★★★★】女子高生の無駄づかい
女子高生たちの日常学園コメディ「女子高生の無駄づかい」。各キャラクターたちにはあだ名がついていて、それぞれあだ名で呼び合っているのが特徴的。それこそ主人公のあだ名が"バカ"なのはすごい。
バカたちの1年間を描く話の構成も大変よく、4話から7話にかけてはサブタイトルにあだ名が当てられていて、それぞれのキャラを中心とした回があるのもよかったです。
印象的なエピソードは第11話「ゆめ」。ヲタをメインとした回で憧れのボカロPの正体が担任の先生であることを知った時のショック、それをバネにして創作意欲が出てくるヲタの姿は見ているこちらも意欲が湧いてきます。
©ビーノ/KADOKAWA/女子高生の無駄づかい製作委員会
【★★★☆☆】グランベルム
プリンセプスの魔術師を目指し二人の女の子がうふふきゃっきゃする作品、ではない。
魔法少女にロボットを掛け合わせた作品で、ロボットの対戦シーンは迫力あります。ロボットのデザインは女の子っぽさを取り入れたというが、ロボットのごつごつさはどうしてもありますよね。
主人公の名前が新月と満月なのも分かりやすいキャラクターネーミングで好き。
「魔法少女」=「シリアスな作品」になってしまうのはまどマギの影響が強すぎますね。でもきっと視聴者はそれを求めてしまっているんでしょうね…。6話10話の演出はホラー色強めで衝撃が強く、見るのやめよかなって思いました。
それでも最後まで見たわけですが、二人の少女が行きつく先はよかったなあ。
©ProjectGRANBELM
【★★★★☆】Dr.STONE(~12話まで)
週刊少年ジャンプ連載中の「Dr.STONE」。人類が石化した世界で科学を駆使して生き抜いていくサバイバル冒険譚。2クール作品なので12話までの感想。
まずコハクが可愛い。力強さと柔らかさを併せ持つ美女。はい、かわいい。
話の内容は原作に負けず劣らずの面白さ。色や動画になって原作漫画より科学の解説が分かりやすくなっている。ギャグ要素も入っているし見ていて楽しい。
主人公・千空がストーンワールドに生きるコハクたちと出会い仲間にしたところからが今作の話の本番なところがあるため2クール目の躍進にも注目、期待したい。
©米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会
【★★★☆☆】ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ
ダンまち2期。ウォーゲームではアポロン・ファミリアと、殺生石ではイシュタル・ファミリアとの対立を描いた今回ですが、どの回とっても作画がきれいでした。例の青い紐も相変わらずの存在感でよりヘスティア様がかわいく描かれていました。
2期では正式に仲間が増えてファミリアっぽくなってきましたが最終回ではヘスティア様とベル君、そしてアイズたんの3人が並んで歩くシーンがとても印象的。
今回はアイズたんの出番控えめでしたけど、やはり彼女はこの作品に必要不可欠。今後も出番に期待したい。すでに2020年夏に3期が来ることが発表されていますし、楽しみ楽しみ。
【★★★★☆】ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-
Fateシリーズのスピンアウト作品「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」。タイトルに「事件簿」とあるように、事件に遭遇し謎を解いていくミステリーサスペンス。
もう一つ、タイトルの「魔眼蒐集列車」とは何だろう?と思っていましたが第7話から第12話にかけて「魔眼蒐集列車」回がある。6話分120分なのでもしかしたら劇場版の予定だったのだろうか。
fateシリーズは詳しく見ていないためよくわからないが、fateシリーズを知らない人でも楽しめる作品作りがされているので、ミステリー好きでfate知らないなと思っている人にも見てほしい。
そしてグレイたんは可愛い。ここからfateシリーズに入っていくのも悪くはないなと思えるほど良いアニメ。
©三田誠・TYPE-MOON / LEMPC
【★★★★★】まちカドまぞく
きらら枠の「まちカドまぞく」。魔法少女作品であり、シリアスな作品?と思っていましたが、全くの逆で日常コメディな魔法少女作品。というか戦闘シーンはほぼなし。
ただただ魔法少女と魔族が仲良くなっていく様子が描かれるとても尊いアニメでした。全てが可愛く描かれていて、どれをとっても癒されるし面白い「まちカドまぞく」。
最終回のナレーションですべてを理解した私は感動した。
©伊藤いづも・芳文社/まちカドまぞく製作委員会
まとめ
今期ナンバーワンの作品は「鬼滅の刃」だと思うのですが、最終回まで追えていないため記事では見送り。今回あげた作品の中だと「彼方のアストラ」がダントツに面白い。SFアニメでもありギャグアニメもあるところが新鮮でした。いじょうです。
今後の全話視聴、感想予定
まだ全話視聴していないけどする予定の作品。10月1週目あたりに更新予定。
・ありふれた職業で世界最強