アニメ「映像研には手を出すな」の感想・レビュー記事です。
映像研には手を出すな
#1「最強の世界!」感想・レビュー
アニメーション制作を夢見る高校1年生の浅草みどりは、同級生の金森さやかとともにアニメ研の上映会へ。 すると、カリスマ読者モデルとして知られる水崎ツバメが声をかけてきた。水崎はなぜか黒ずくめの男たちに追われていた。 浅草と金森は彼女を助け、男たちを撃退する。そして2人は水崎が意外にもアニメーター志望であることを知る。
浅草と水崎の即興での合作が始まり、意気投合した3人の前に「最強の世界」が広がっていく…。
アニメーションを作りたいと願う浅草みどりと水崎ツバメの運命の出会い。
設定が命と断言するみどりのスケッチブックに書かれた最強の世界にツバメが書いた人物が重なるシーンはワクワクが高まる瞬間。
しかし冷静に考えるとアニメーションとは常にこの人物と背景を合わせて作られているわけで、そう思うと人物だけでなく背景ももっと見ようと思わせてくれるやり取りだったなと。
そのワクワクがあった直後に最強の世界で描かれる、空想世界の背景が手書きの白黒というのも空想世界感が増し、より空想世界を楽しむ3人の姿が鮮明に描かれる。
みどり達が住んでいる街や通う学校の世界観も独特で、事細かい世界の姿に1話から惹きつけられました。
#2「映像研、爆誕す!」感想・レビュー
水崎がアニメ研究部に入ることを親に禁じられているので、浅草・金森とともにアニメを作るには新しい部活を立ち上げるしかない。3人は職員室に向かう。既にアニ研があるため、アニメを作ると言うわけにはいかない。実写系の部活が教師に求められていることを知った金森は、映像部を名乗ってアニメを作ることを発案する。こうして「映像研」が爆誕した!そして3人がかつてアニ研が使っていたという倉庫を開けると、そこは宝の山?
アニ研のかわりに自分たちで立ち上げた「映像研」。部室は廃墟と化した建物で壁や天井には穴が開いていた。そして過去のアニ研が使っていた倉庫を開けると、そこにはアニメ制作の道具がこれでもかとあったのだった。
倉庫にアニメ制作の道具があるということは、今のアニ研はアニメを制作してないのだろう。
アニメを作るには道具が必要となるから、その道具はどうするんだ?と思っていたらあっさり入手。いつかアニ研OBが出てきたりするのかな?
部室も道具も手に入り、順風満帆…と思いきや部室での衝撃映像がTVで放送されてしまい…。
今回もみどりたちの想像の世界に圧倒されました。
「風をどう表現するのか」という一つの題材はアニメ制作の授業にも見えてくる。様々な風の表現を示し、最後は大雨で風を表現していて見れば見るほどアニメって奥が深くて面白いんだなと実感しました。
映像研はアニメ化することで、面白さが増す作品だ。
© 2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会