2020年10月から放送開始されたTVアニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」。
「ラブライブ!」シリーズ第3作で、架空の学校・虹ヶ咲学園を舞台に活動するスクールアイドル部「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」を主人公とした作品。
ラブライブ!といえば9人のアイドルが紡ぐ物語が一つの形としてありましたが、虹ヶ咲は9人のアイドル+1人の少女が物語の中心にいます。
その1人の少女というのが高咲侑ちゃん。
彼女、高咲侑ちゃんはアイドルを応援するポジションにいて、いわゆるアイドルマスターのPのような立ち位置。艦これでは提督、刀剣乱舞では審神者といった自身が操作するプレイヤーキャラクターに名称が与えられますが、それに個性や名前がついたような感じだろうか。
そんな高咲侑ちゃんのイメージカラーは黒。これは『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』EDで高咲侑が黒の傘を持ってたり、OPのスーツを着ているカットで黒のネクタイをしていることから判断しています。
さて、ではなぜ彼女のイメージカラーは黒なのだろうとふと思う。
一番最初に考え付くのがアイドルの応援、サポーター役であることから「黒子」ポジションなので黒色。黒子といえば黒の衣装ですね。
そして次に思いついたのが「虹色をすべて混ぜると黒色」になるから。絵具の混色がわかりやすいけど、全部の色混ぜると黒に近づいていくんだよね。しかしすべての色を混ぜるって荷が重そうな感じもしたりする。
色を混ぜると黒になる。その反対で「黒は何色にも染まらない」という考え方もできる。
また、黒は何色と合わせても調和しやすいという傾向がある。ファッションで考えると分かると思うけど、黒色の服は着こなしやすくおしゃれに見える。
ファッションで言えば、さきほどあげた黒いスーツに身を包んだカットだが、高咲侑のイメージカラーが黒であることを踏まえると、彼女たちが高咲侑のイメージカラーのスーツを着込んでいるということになる。
高咲侑が彼女たちのサポート(黒スーツを着用)することで、彼女たちの色が、より映えるシーンでもある。
ちなみに上の画像中央に横向きで立っている、天王寺璃奈ちゃんのイメージカラーは「ペーパーホワイト」のため、この黒スーツのシーンでは白黒に混ざって映えないからなのか、ほぼ見えないように立っているのが好き。一人だけ横向きに立つのを違和感にさせないよう左で背を向けて腕を伸ばしてネクタイをちら見せさせる近江彼方ちゃんも好きです。
ということでアイドルを応援する高咲侑ちゃんのイメージカラー黒はとてつもなくエモいのではないかと考えたんだけど、ツイッターを見て回っていたらEDの演出から高咲侑ちゃんの黒は「雨雲」を意味していて、高咲侑の存在があるから虹は出るみたいな考えしてる人がいてすげーってなりました。
「黒」は闇でもあるため重く暗いイメージもありますが、「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」においては、アイドルたちを引き立てる色として物語を彩ってくれることだろう。