ゴンゾ、一部著作権などをスタジオKAIに譲渡
アニメ制作会社の株式会社ゴンゾは、6月28日、一部作品に係るアニメ制作事業と著作権、その他の知的財産権の管理・運用事業に関して有する権利義務をスタジオKAIに承継させることを明らかにしました。
株式会社ゴンゾについて
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株式会社ゴンゾは、1992年ガイナックスを退社した村濱章司らがクリエイターの事務所として設立。2000年には株式会社ディジメーション代表取締役の石川真一郎を迎えて持株会社「株式会社ゴンゾ・ディジメーション・ホールディング(GDH)」に名前を変え、その頃からテレビアニメに力を入れはじめ「最終兵器彼女」、「GANTZ」、「火ノ丸相撲」を制作。
しかし業績不振によって2009年4月にはGDHによるゴンゾの吸収合併(旧ゴンゾは解散、GDHが新たに株式会社ゴンゾに商号変更)、その後2016年にはアサツー ディ・ケイ(ADK)の連結子会社となっています。
最近では、営業損益3億9900万円の赤字 34億円の債務超過が判明し、心配の声があがっていた。
株式会社スタジオKAIについて
株式会社スタジオKAIについては全く情報がない状況ですが、令和元年6月7日にゴンゾを連結子会社にしているADKグループの株式会社ADKエモーションズが「スタジオKAI」の商標出願をしていることがわかっています。
スタジオKAI 代表取締役の小川俊一氏は、ADKエモーションズ 事業計画本部長に名前がありましたので、スタジオKAIはADK関連の株式会社であると考えられます。
ADKグループは「ドラえもん」、「クレヨンしんちゃん」、「ワンピース」、「プリキュア」シリーズなどの長期アニメ番組を制作するほか、「仮面ライダー」シリーズの制作にも関わっています。