第12話 レヴュースタァライト
少女歌劇レヴュースタァライト第12話です。運命の舞台に立つひかり。そしてまたもや飛び入り参加する華恋。運命の最終回ということで、第12話の感想です。
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お鍋
「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」12話より
ひかりと華恋を待つ99期生の面々。お鍋を作り待っている姿にはほっこりです。そして始まる「運命の舞台」。
運命の舞台
「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」12話より
オーディションに勝利し、死せる舞台少女神楽ひかりは一人で運命の舞台を演じ続ける。さてどうして裸から始まるのかよくわかりませんね。
運命の舞台の中で星を積んでは倒され積んでは倒されをくり返すひかり。この運命の舞台についてキリンはこう言っています。
永遠に積みあげては崩されまた繰り返す終わることのない舞台。
この舞台に必要なきらめきを他人の分まで肩代わりした死せる舞台少女の贖罪。
これが彼女が選んだ運命の舞台。
本来ならオーディション敗北者たちから奪うきらめきによって満たされる運命の舞台。しかしそのきらめきを奪わず自身のきらめきだけで補おうとしたひかり。その罪は重く舞台は終わりを迎えない。終わらない舞台はキリンにとって見たかった舞台なのだろうか。罪ならばと見続けているのか。キリンの考えていることはよくわからない。
運命の舞台を演じ続けるひかり。そこに華恋はやってきます。 キリンは「また飛び入りですね」と言っていますが特に追い出すこともなく受け入れている様子。舞台少女のきらめきを見ることができるのならばなんでもありという姿勢は変わっていないみたい。そして始まる新たなレヴュー。
星罪のレヴュー
「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」12話より
戯曲スタァライト 終章 星罪のレヴュー。オーディションが終わりを迎えてもなおレヴューが始まるのかと。このレヴューはひかりが勝つわけだけどキリンがまた喋る。12話は本当によくしゃべる。
「なぜ私が見ているだけなのかわからない?わかります。舞台とは演じるものと見るものがいて成り立つもの。演者が立ち、観客が望む限り続くのです。そうあなたが彼女たちを見守り続けてきたように。私は途切れさせたくない。舞台を愛する観客にして運命の舞台の主催者。舞台少女たちの永遠の一瞬。ほとばしるきらめき。私はそれが見たいのです。そう、あなたと一緒に。わかります。」
「あなたが彼女たちを見守り続けてきたように」というメタ的な要素によって私たちは作品を見ているいち視聴者ではなく舞台を見にきた観客として自分を認知し始める。この「少女歌劇レヴュースタァライト」は舞台である。そしてそれを見ているあなたたちは観客。さあこの舞台をもっと楽しんで!とキリンから言われているように感じました。
ついでに明かされるキリンの正体。運命の舞台の主催者。そのキャストを選別するためのオーディションというわけですね。
ひかりは華恋を打ち負かしたはずでしたが、華恋は立ち上がります。
アンコール
「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」12話より
華恋は「違う結末があったはず」と立ち上がります。そして始まる「アンコール」。
「結末の続きが始まる。運命の舞台の再生産」
今日のキリンはよく喋る。そして華恋の一言「アタシ再生産」。
アタシ再生産
「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」12話より
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「アンコール」に華恋の「再生産」。これによって運命の舞台の続き、そして違う姿を見ることができキリンも大興奮。
「予想もつかない舞台。これこそ私が見たかった舞台。わかります」
東京タワーによって離れていた華恋とひかりの道が出来る所は「約束」が二人を繋いだように見える演出。そして二人でつかむ「ポジションゼロ」。
おわり
「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」12話より
2人でポジションゼロに立ち運命の舞台を終わらせた二人。
そして時は進み第100回聖翔祭の「STAR LIGHT」。主演はひかりと華恋。もうお見事!というほかない最終回でした。この作品は主に感じる作品であると思っているので特に最終回は言葉でどう感じたことを伝えればいいのだろうと思っていたけど、まあ少しは感じたことを書けたかな。
舞台というのは演じる者と見る者がいてこそ舞台として存在する。それは舞台だけでなく色々なものにも言えるかもしれないけれど、アニメもまた作る側と見る側がいるからこそ存在し続ける。
この「少女歌劇レヴュースタァライト」も多くの人が紡いで出来上がった作品。1人でも多くの人が見てくれることを祈ります。
おしまゐ。
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