少女☆歌劇 レヴュースタァライト
2018夏アニメの「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」。ミュージカルとアニメーションを中心に展開する作品で、ミュージカルが原作という珍しいアニメ。
そんなアニメ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」がとても面白かったので紹介しよう。
※第1話から第6話までのネタバレが含まれています。ご注意ください。
スポンサードリンク
ストーリー
『スタァ』――それは舞台の中心、「ポジション・ゼロ」に煌めく光。心を震わせる歌声で、躰が動きだす踊りで、魂を揺さぶる演技で観る者を魅了する、舞台に咲き誇る華。スタァに魅入られた『舞台少女』たちは、夢の舞台に立つために演劇の学び舎『聖翔音楽学園』に集う。愛城華恋。天堂真矢。星見純那。露崎まひる。大場なな。西條クロディーヌ。石動双葉。花柳香子。そして――神楽ひかり。9人の舞台少女に突然届いた謎のメール。「お持ちなさい あなたの望んだその星を」それは『トップスタァ』の座をかけた、オーディションへの誘い。同じ舞台にたつ仲間は、星を奪い合うライバルとなった。剥き出しの情熱が、愛ゆえの傲慢が、譲れない執着が、舞台の上で激突し――関係が、感情が、主役と敵役が、緞帳が上がるたびに再生産されてゆく。9人の舞台少女たちの、キラめきをかけた『レヴュー』。「いつか、あの子と戦うことになっても――」運命に導かれた舞台が、今――幕を開ける。
あらすじを読むとちょっとよくわからないことだらけ。簡潔にまとめると、演劇を学ぶ『聖翔音楽学園』に集まった9名の舞台少女たちが、「トップスタァ」の座をかけてオーディションに参加し激突していくというもの。
まずなにより面白いのがレヴューと呼ばれる、オーディション。基本的に1対1で行われるオーディションですが、毎回激突するキャラクターたちにあった背景や場面で行われるオーディションシーンは一秒も目が離せません。
このオーディションを面白くするのはその舞台に立つ個性豊かな舞台少女たちの存在がかかせません。
個性豊かなキャラクター
「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」、通称スタァライトにはメインキャラクターが9名います。
主人公的立ち位置にいるのが愛城華恋。そして華恋のルームメイトである露崎まひる。華恋は寝起きが悪いため、まひるに起こしてもらっていたりと、まひるが世話をするポジションにいました。しかし、華恋の幼馴染・神楽ひかりが転入してきたことによって、「共にスタァを目指す」ことを思い出した華恋は自立し成長していきます。この成長によってまひるとの関係性も変わっていき2人の関係を中心とした5話は大変素晴らしく、覇権じゃね?と改めて思う回となりました。
学級委員長を務めるのは星見純那。いわゆる真面目タイプなキャラクターで、第1話では転入性・神楽ひかりとオーディションをするも、華恋に邪魔されてしまう可哀想な人。この時は咬ませ犬だったのかな?と思っていましたが、それ以降、華恋と親しく接していてレヴューというのはキャラクター達の関係性を変化させていく重要な場所であることを教えてくれる重要な人物であることを改めて思いました。
オーディションではランキングが表示されますが、オーディションに加え、学校内でもトップに君臨するのが天堂真矢。口癖が「This is 〇〇」と少し変わっていますが、レヴューに勝利してからの「This is 天堂真矢」の圧倒的迫力にはこれがトップだという自信がすごい。
そして天堂真矢のライバルとして2番目の実力を持っているのが西城クロディーヌ。追い続ける西城と追われ続ける天堂2人のコンビにはとても惹かれるものがあります。
眠そうにしているのが花柳香子で、そのほっぺたを抓っているのが石動双葉。二人は小さい頃からの幼馴染で双葉が香子の面倒を見ている。華恋とまひるの関係性に似ているようだが、こちらはお互いがお互いを必要としているようなそぶりがあって、百合感が一番強い。第6話では二人の関係に焦点を当てていて、神回と言われるぐらいに素晴らしい回だった。
どう見ても「おおばなな」と読んでしまいそうな名前だが実際は「だいば なな」。その特徴的な髪型から忘れることはなさそうなキャラクター。舞台少女として学んでいるが、裏方にも興味を持ち裏方にも加わっている。裏方にいながらもオーディションには上位にいるためダークホース感がすごい。
レヴュー
この9名によって行われているオーディション「レヴュー」。毎回「〇〇のレヴュー」とタイトルが表示されるところは、オーディションというより舞台が開演したかのような演出。例えば第2話では「渇望のレヴュー」、第5話では「嫉妬のレヴュー」と題して、彼女たちの熱い想いを感じながらも成長していく舞台少女たちの姿を見ることができる。
特に第5話や第6話ではAパートでオーディションで争う二人の日常での関係を丁寧に描き、Bパートで想いをぶつけあうレヴューパートへと入っていくため、感情や心情の変化がわかりやすいため感情移入もしやすい。
また、レヴューでは各キャラが武器を持っていますが、その武器も特徴的でどうしてこのキャラがこの武器なのかということを考えたりするのも面白い。
今後の展開
第6話まで放送されているが、このレヴューと呼ばれるオーディションっていったいなに?喋るキリンいるけど何者?と疑問に思うところも多いけれど、きっと感じるものなのだろうと思い考えることはやめました。
第7話以降も各キャラクターに焦点を当てた物語が1話完結で描かれていくのかなと思いますが、誰と誰に焦点を当てた物語が描かれていくのかとても気になるところです。
素晴らしい脚本に素晴らしい作画、このままの盛り上がりを維持し注目度が高まれば覇権アニメ、ダークホース枠として盛り上がるのではないかと思っています。
「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」。おすすめです。
読んでおきたい記事
【Twitter】ツイートから見る今期の覇権アニメ【2018夏アニメ】
スポンサードリンク