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【京アニ】「小林さんちのメイドラゴン」6話の感想・レビュー

 第6話は今までの中で一番すばらしい回でした。それでは見ていきましょう。

目次



才川とカンナ

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小林さんちのメイドラゴン 6話より

 6話アバンは才川がカンナを家に誘うシーン。才川とカンナはよく一緒にいるけれど、カンナがいる前の才川はどんな感じだったのでしょうか。初登場でクラスの子から散々な言われようをされていましたが、孤立した存在だったのだろうか。そんな才川にも仲の良い友達と言えるような存在ができたということだろうか。

 才川の家にもメイドがいるようで、カンナさんちのメイドさんも一緒にと誘う。才川の家にメイドってお嬢様だったの?とこの時は思いました。

ジョージー

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小林さんちのメイドラゴン 6話より

 第6話にて初登場?ジョージー。その正体は才川のお姉さんとのことで、メイドの時はジョージーと呼ばせているよう。地味な印象ですがキャラは濃そうです。そんなジョージーと小林さんは意気投合。さっそくメイド談義をするためのジョージーの部屋へ。右がジョージーの部屋。左はリコの部屋となっています。

ツイスターゲーム

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小林さんちのメイドラゴン 6話より

 リコの部屋はこんな感じ。カラフルな色合いでベッドカバーがリンゴかな。可愛らしい部屋です。そんなリコの部屋でカンナが見つけたのはツイスターゲーム。懐かしい印象を受けますが、今でも売れているのだろうか。リコとカンナはツイスターゲームをするのだが、カンナの容赦ない身体の密着にリコは大興奮の様子。

 カンナはこのゲームをどのように思ったのかが気になります。カンナの思考はあまり出てこないのでその態度から考えるしかないのですが、態度もまた最小限の反応でおもしろかったのか、つまらなかったのか判断するのは難しい。何も言わないってことは楽しかったということだろうか。

メイド談義

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小林さんちのメイドラゴン 6話より

 一方ジョージーの部屋では小林さんとジョージーのメイド談義が続いています。トールもなんとか話題に入ろうとしますが、そのレベルについていけず暗い表情。顔や体に影が入っているところもトールのぼっちを表現していて、より寂しい印象を感じます。他ブログにてメイドラゴンの明暗の使い分けのことを書いている記事を見てなるほどなーと思っていましたが、こういう明暗の使い方のことなのかな、と思ったりしました。

したかった

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小林さんちのメイドラゴン 6話より

 カンナは学校の友達について少し考えていて、そんなカンナを見て才川はもっと仲良くなりたいと言います。そんな才川を押し倒すカンナ。そして「すごいこと・・・しよ」と言って・・・とここで邪魔が入ってすごいことはお預け。その夜、才川はすごいことってなんだったのか考え、小林さんちではカンナが「〇〇したかった」と独り言を言っています。たぶん舐め合いのことなんだろうけど、人間の姿で舐め合いは才川には刺激が強そうです。

ルコア

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 Aパート後半はルコアの話。ルコアもまたこちらの世界に住むことにしたのだが、それまでの経緯の中で、住まわしてもらっている人に悪魔だと勘違いされているらしい。その誤解を解いてほしいとルコアが居候する翔太くんの家へ。

 そもそもルコアさんはなんなのかと問う小林さん。ルコアさん曰く、元神らしく、同僚に呪いの酒を飲まされなんだかんだで神の座を失ったのだとか。だから人の記憶や公園を元通りにできたりするのか・・・。なんでもありかよ。

翔太くん

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小林さんちのメイドラゴン 6話より

 6話で初登場の翔太くん。魔法使いの一家らしく、翔太君が悪魔を召喚しようと儀式を行っていたが、その儀式を察知したルコアが危険な悪魔が出てこないために先に出たとのこと。小林さんが自分の力の誇示のために呼び出すのはよくないと注意すると、確かにそうだとしてルコアが帰る流れに。しかしルコアは帰りたいわけではないため、どうにかこの家にいさせてもらうために役割を考える。しかし家事は翔太ママがするし、お金は翔太パパが錬金術で出せる。魔力は自分の力で身につけると返され、最後には「身体で」と迫るルコア。しかし、サキュバスだと逆に自分の首を絞める結果に。

 それにしても翔太くん可愛すぎかよ。ぱっと見性別が迷子な風貌をしていますが、男の子らしい可愛い反応をしていてルコアとの相性ぴったりですね。今後のこの二人がとても楽しみ。

滝谷&ファフニール

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小林さんちのメイドラゴン 6話より

 第6話で本当にすばらしいなと思ったのがこの二人のシーン。上の場面は食後に皿洗いをかけて勝負をする二人の姿。なにかあれば「殺す」が口に出ていたファフニールも滝谷の前ではおとなしい。ファフニールは一日3時間寝れば大丈夫なようで、ネトゲに21時間インしていることもあるのだとか。ネトゲ廃人まっしぐらで好感が持てる。

 ネトゲでは"大山猛"の名前を使っていて、なんだかんだトールの命名が嬉しかったのだろうか。まあ思いつかないからこの名前を使うか程度の感じなんだろうな。

 滝谷はお風呂でシャンプーしか使っていなかったのか、リンスを買ってきます。これで髪がまとまるのかとファフニール君は言っており、髪にも気を使っているファフニールに少し生真面目さを感じます。

人間

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小林さんちのメイドラゴン 6話より 

 とある雨の日。小林さん、トール、カンナは外出中に滝谷とファフニールを見つけます。そして場面はファフニールへ。このファフニールの場面がとても素敵だったのでセリフも紹介したい。

ファフニール「人間には当たりとハズレがある。ハズレはすぐ分かるが、当たりは時間をかけねば分からない。人間ごときにそんな時間を使うのは面倒だ。俺にとって人間は、住処に土足で踏み入り、宝を奪いに来るハズレでいい。」

滝谷「お待たせでやんす」

ファフニール「だが...」

滝谷「イベント楽しみでやんすね、ファフく、あ・・・」

ファフニール「構わん」

滝谷「え。」

ファフニール「お前は当たりだ」

滝谷「ファフく・・・」

ファフニール「急ぐぞ」

 青字はファフニールの脳内発言。こちらの世界で滝谷と一緒に住むことによって人間への価値観が少しでも変わったのだろうか。ファフニールトールやカンナと同様にこちらの世界に順応してきましたね。

 ファフニールと滝谷、ルコアと翔太、トールと小林さん、カンナと才川、ドラゴンと人間の様々な関係、つながりを見て思うのは、これは別に人間とドラゴンだから面白いとかではなく、人間はそもそも一人ひとり違う価値観や考え方を持っている中で、人と人(ドラゴン)とが出会うことによって人はこんなにも変わっていくんだよということが伝わってきます。

 ドラゴンと言ってもこちらの世界ではヒトと同じように生活しています。前回、小学校へ通うカンナへトールは「共に暮らすことと、共に生きることは違う」と言いました。でもこの第6話のファフニールと滝谷の二人組は、共に暮らし、共に生きているように思います。今この時の二人はとても美しく見えました。これが友情なのかは分からないけれど、 気が合う人と一緒に住むことはとても良いなと感じる、そんな第6話でした。7話も期待です。

 おしまゐ。


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